治療の方法 その1

脱臼をもどすことを整復するといいますが、その方法はいろいろとあるようです。
以前は、一気に整復することが多かったようですが、さまざまな危険が伴うためその方法はあまり行われていないようです。
現在は、ゆっくりと、時間をかけて整復することが多いようです。

代表的な方法としては、ベッドの上に患者さんを腹ばいに寝かせて、患者さんの手首に重りを付けてゆっくり引っ張る方法や、あお向けになった患者さんの腕をゆっくりと引っ張りながら、徐々に上に挙げていく方法です。

しかし、下方脱臼に関しては、腕を最大に挙げた位置で上に引っ張るというふうに整復の方法が異なります。

患者さんの状態や治療する医師によっても治療方法はいろいろあるようです。

しかし、上記のような方法では、整復ができない患者さんがあるようで、そのような時は、全身麻酔や手術を必要とすることもあるそうです。
これは、脱臼の状態や悪い場合や、すぐに受診せず、時間が経ってしまった場合は、整復することが難しくなるそうです。

そして、整復した後は、再度X線撮影をし、元の位置に戻っているか、伴っている骨折部分がずれたりしていないか確認するのが一般的です。もしも大きくずれている場合は、これも手術をするそうです。

整復が出来た場合、その後は腕を3週間以上三角巾などで、固定することになります。この固定する腕の位置は脱臼の方向によって、異なるということです。

固定後、腫れが引き痛みが無くってきたら、徐々に肩の動きを回復させる理学療法等を行うことになりますが、脱臼を引き起こす方向の運動に関しては6~8週間は、禁止ということになります。脱臼に伴って損なわれた関節包などが、十分に修復されないうちに動かしてしまうと、その後、容易に脱臼を繰り返す状態となってしまうからです。

容易に脱臼を繰り返す脱臼を反復性肩関節脱臼と呼びます。自分もこれに該当します。これを繰り返すとちょっとしたことで、脱臼するようになり、手術以外には対処法がなくなってしまいます。

注意しないといけないのは、後方脱臼で、医療機関を訪れても最初は約60%も見逃されてしまうそうです。ですので、十分な説明もされずに、痛みが持続する場合は、セカンド・オピニオンを、求めた方が良いそうです。

このように時間が経つと腫れのために整復が難しく手術が必要になるので、できるだけ早い整形外科の受診をお勧めします。
その際の移動時は、自分で最も痛みの少ない位置で腕を自分で支えるのが楽だそうです。

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