固定方法について

ここでは、整復した後の処置、固定方法について書いてみたいと思います。
整復がすんだら、肩関節脱臼はそれで終わり!という訳には、いきません、残念ながら。整復がすんだ後は固定をある程度の期間することになります。
固定方法、固定期間共に、病院によってもいろいろあるようです。

下垂内旋位固定

内旋位固定の写真10年位前までは、肩関節脱臼後の固定方法は下垂内旋位固定という、左写真のような形のものでした。これは、装具を使用したり、または、写真のように三角巾を使用します。
まだまだ、この方法の病院が多いと思います。


下垂外旋位固定

外旋位固定の写真しかし、近年は、こちらの下垂外旋位固定の有効性が示されるようになってきました。
いろいろな調査の結果、こちらの固定法の方が再脱臼率が減少している傾向にあることが報告されているそうです。特に、若い世代である30歳以下の症例に有効的らしいです。
申し訳ありませんが、実際の装具の写真がないため、落書きのようになっています。赤い矢印の方に腕を開いた状態で装具で固定するようです。ちょうど、前へならへのような感じの固定方法です。


肩関節脱臼は整復後の固定処置方法、期間によっても将来の再脱臼率を左右するようです。
しかし、まだまだ内旋位固定をする医療機関、整骨院は多いです。
なぜなら、いくら再脱臼率が低くても下の写真のような固定方法は不自然な姿勢ですので、生活環境や仕事の状況によっては、とても不便な姿勢であることもその一因でしょう。

2020年10月
« 8月    
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031