固定方法

コリコリと音が固定を外してからなることがある

肩が固まってしまい関節がうまく動かすことができなかったり、固定により潤滑液のような物が少なくなったりということで、音がなるという現象が発生することがあるそうです。
他には、軟骨部分が脱臼した時に破損してしまった事により、起こることもあるそうです。
どの場合においてもまずは、しばらくは、急激に腕を動かしたりせずに、安静ぎみにしながら徐々に使い始め、そして、ごく軽い運動から開始する。他には脱臼により弱りやすい肩のインナーマッスルを強化する。徐々に肩甲骨周りをやわらかくほぐしていくことなどで、多少の時間はかかるかもしれませんが、解消されていくそうです。

インナーマッスルとは、腱板のことで、関節窩の中で本来あるべき位置に上腕骨が保たれるように働いてくれるという、大切な部分のことです。
このように大事な部分では、ありますが、インナーマッスル単体では、脱臼をさせないための筋肉である、とまでは言い難いようです。現状では、脱臼に与える影響が大きいのは、関節唇などの損傷のようです。ただ、この点に関しては、現在、医師の間においても見解が分かれているそうで、答えはまだ出ていない部分らしいです。

他には脱臼した時に、はまっている腕の骨側や肩甲骨側のくぼみの周りに骨折を伴っていることもあったりしますので、脱臼したら、早めに必ず医療機関での受診しておくことをお勧めします。

整復をした後はどういう方法で固定するかは、症状、担当医によって、違いがあると思いますが、初回脱臼時、又は、回数の少ないうちに、適切に固定が実行されていたか、どうかによって、その後、反復するかどうかが決定されてしまうようです。

初回時、又は回数の少ないうちですと、肩甲骨側のくぼみ(関節窩・・・かんせつか)周りで上腕骨が脱臼しないように働いている関節唇が一度剥がれてもまだ、くっ付く可能性があると言われているからです。
これがくっ付いてくれたら、再脱臼の確率はうんと減少しますよね。

ですから、担当医の指示通りの固定期間を必ず守るようにしましょう。
整復して頂いた後は、何ともないのに固定されているのは、窮屈なものですが、後々の事を考えると、一番重要な時期だといえると思います。
大体、3週間から5週間位が目安になるそうですが、一般的には、若い人ほど、長く固定し、年配の人は短い期間の固定になる事が多いそうです。
なぜなら、若い人ほど再脱臼する確率は高いですし、年配の人は長く固定してしまうと、肩関節の固まりや筋肉が萎縮してしまう方が問題が大きいからだそうです。
ちなみに自分は1回目は4週間程の固定をしましたが、その間、まったく、理学療法等を行わず、放りっぱなしにしていましたら、固定を外した時には、腕がほとんど開かない状態になってしまっていました。その辺りは、理学療法を行ってくれる病院を選んで受診すると問題ないかと思います。2回目の時はそこら辺はよく分かっていたので理学療法を行ってくれる病院を受診して診て頂いてました。その甲斐あって年齢が7歳も上がっているのに、固定が外れてすぐでもさほどの不自由は、感じませんでした。

あと、寝る時の注意ですが、腕があらぬ方向に動いてしまうのを防ぐために三角巾などで胴体にさらに巻きつけておくとよいそうです。
自分は、最近になって、それを知りましたので、当時は、やっぱり、腕はあらぬ方向に動いておりました・・・。
どのみち、自分の場合は、1回目ですでに関節唇は剥がれた状態でしたので2回目でくっ付く可能性はなかったでしょうが・・・  (^^ゞ

ここでは、整復した後の処置、固定方法について書いてみたいと思います。
整復がすんだら、肩関節脱臼はそれで終わり!という訳には、いきません、残念ながら。整復がすんだ後は固定をある程度の期間することになります。
固定方法、固定期間共に、病院によってもいろいろあるようです。

下垂内旋位固定

内旋位固定の写真10年位前までは、肩関節脱臼後の固定方法は下垂内旋位固定という、左写真のような形のものでした。これは、装具を使用したり、または、写真のように三角巾を使用します。
まだまだ、この方法の病院が多いと思います。


下垂外旋位固定

外旋位固定の写真しかし、近年は、こちらの下垂外旋位固定の有効性が示されるようになってきました。
いろいろな調査の結果、こちらの固定法の方が再脱臼率が減少している傾向にあることが報告されているそうです。特に、若い世代である30歳以下の症例に有効的らしいです。
申し訳ありませんが、実際の装具の写真がないため、落書きのようになっています。赤い矢印の方に腕を開いた状態で装具で固定するようです。ちょうど、前へならへのような感じの固定方法です。


肩関節脱臼は整復後の固定処置方法、期間によっても将来の再脱臼率を左右するようです。
しかし、まだまだ内旋位固定をする医療機関、整骨院は多いです。
なぜなら、いくら再脱臼率が低くても下の写真のような固定方法は不自然な姿勢ですので、生活環境や仕事の状況によっては、とても不便な姿勢であることもその一因でしょう。

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